2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

オウム真理教事件と死刑執行

7月の初めにオウム真理教の死刑囚たち7人に刑が執行され、その20日後に、残っていた死刑囚6人の刑が続いて執行された。 その異常さと気味の悪さに衝撃を受けてから、ずっとそのことが頭から離れない。 13人の死刑囚を一度に絞首刑にしたこと。 死刑制度その…

死刑について

国家が死刑制度を公認していて、さらに、実際に次々と死刑囚の死刑を実行していたら、そんな国の国民は、人間の命というものを尊いとは思わなくなって行くに違いない。 そして、挙げ句の果て、役に立たないと国家が認めたような人間は処分されて行くだろう。…

天ちゃんのお苦しみ

天ちゃんが心を傷めていたそうな。侍従くんの日記にそんなことが書かれているという。 天ちゃんと戦争責任を考えるとき、決まって侍従くんの日記が出て来る。 そうして、決まって天ちゃんは戦争をしたくなかった。軍部が暴走したので、天ちゃんには止めるこ…

暴力団との繋がり

内閣総理大臣が暴力団と繋がりがあるなんて、とてもまずいでしょう。そんな奴は、即刻、議員辞職させるべきだと思いますが、自民党の方達は、なぜそのような行動を取ろうとしないのですか。 自分たちも暴力団と、何らかの関係を持っているということなのでし…

亡霊

倒れた頃は、目の前にいつも死がぶら下がっていて、見える風景も温かみなど感じられず平面的だった。 言ってみれば、秋の末の陰影のない雑木林の風景のようなものだった。 体のほとんど全て、9割方が死の靄の中に紛れ込んでいるような具合だった。 いつ死ぬ…

苛だたしい一日

暑い午後、ドトールで読みかけの新書を読もうと歩道を歩いていく。 8月もこの時期になると、なんだか悲しくなってくる。暑いことは暑いのだが、吹いてくる風に湿り気がなく、なんとなく大陸の風を連想させる。この風は、タクラマカン砂漠を吹き抜けてきた風…

新宿でカラオケ

前々から教え子たちとカラオケの約束をしていたので、新宿に出た。 西口広場の交番の前で待ち合わせをする。 集まったのは私を含めて全部で5人。一人は急に入った出張のせいで来られなくなってしまった。 このカラオケの会は、教え子のH君が企画したものだ…

終戦記念日に山に登るということ

終戦記念日なのを忘れて山に登ると、いいことは起こらない。 戦時下を生きた人々の苦しみ悲しみを、せめてこの日ぐらいは思い起こさなければならないのに。 日本軍が行なった無謀な戦争について、たまには考えなければならないのに、すっかり忘れていた。 皇…

蛭ヶ岳登山前夜

一昨日の夜、急遽、丹沢山塊の蛭ヶ岳に登りに行くことに決めた。 慌てて計画書を書いて、山の会の担当者に送った。我が山の会では、無雪期でも2泊以上の縦走は、班長か副班長の確認が必要なのだ。 橋本から三ヶ木に出て、乗り換えて平丸から登り、表尾根に…

沖縄連帯のデモ

土曜日、真昼間、池袋で沖縄に連帯する集会が行われた。 『埋めるな!辺野古 沖縄県民大会に呼応する首都圏大行動』と名づけられた集まりである。 サンシャイン60の隣りにある東池袋中央公園で開催された。 すっかり忘れていたので、慌てて家を飛び出し会場…

高尾山へ

珍しいことに、奥さんが高尾山へ行こうと言い出したので、一緒に行くことにした。 前夜、遅くまでハイボールを飲んでいると、先に寝ていた奥さんが起きて来て、行くつもりはないのかと怒鳴られた。 慌てて寝床に潜り込み、朝まで熟睡して寝覚めも良かった。 …

沖縄の巨人の死

海の向こうの沖縄の一人の巨人が死んでしまった 病に倒れていても屈することなく、いつか病が退散すると思っていたのに 最後まで己の信念に忠実で、だから、決して他者を裏切ることなく、誠実に生きて、そして、突然、死んでしまった 東京にいる小人は、沖縄…

墜落感覚あるいは死刑への恐怖

落ちていく、落ちていく、落ちて行くーッ! という感覚で、私は声を出そうともがきながら、喉の奥が固着してしまって声を出すことができない。息もすることが難しいまま、恐らくは深い井戸の底目掛けて落ちて行くのだ。 お前は、死刑だ! と、身に覚えのない…

アンケートなんかするなよ!

歩道に続く幟には、古着買取と染められていて、それが今日の雨の中で風に煽られて揺れている。 向こうにステーキ屋の看板があって、昼時の我が近辺は商魂の戦いが凄まじい。 病院からの帰り道、俺は聖なる緑内障を患っているのに薬を貰い損なって、なんとな…

立山山行

暑くて、暑くて、東京には居られないと思い、また、これが一番気にかかっていたことなのだが、このしつこい腰痛の状態で山に行くことができるかどうかの確認もあって、8月の1日から3日間、立山にキャンプに出掛けた。 1日目 高速バスで信濃大町まで行き…