2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ブリューゲル展

5時までの入場に間に合うかどうかの時間に上野に着いて、15分前に東京都美術館に滑り込んだ。 東京都美術館に来るのは何年ぶりだろう。建て替えてから、一度だけ何の展覧会だったか忘れたが訪れた記憶がある。 今日は、新宿で夜わたしの所属している山の会の…

マドロスの歌?

小学校低学年のころ、学校帰りによく口ずさんでいた歌がある。メローディーだけは鮮明に覚えていて、今でもなぞることができるのだが、なんという題名の曲なのかずっと分からなかった。 あーかい夕陽が荒野を染めて……おいらマドロス……ああ、いつになっても帰…

腰椎骨折日誌14

今日はとても調子がいい。 朝起きて、洗面所に行って、顔を洗うときに、しゃがまなくても顔を洗うことができた。どこにも痛みがない。

松前の町の少年時代

夏、学校が終わると急いで家に帰り、そのままランドセルを放り投げると、海に向かって走り出していた。母親に見つかると面倒なので、帰ってきたことも告げずに海に向かった。 松前の浜は、松林がずっと重信川河口まで続いている白い砂浜だった。自転車をこい…

おらあ猫だ

日向ですっかりいい気持ちで寝ているタオ 今週のお題「ねこ」 我が家の猫は、名前をタオという。中国語でいたずらっ子という意味だ。 先代の猫も中国語の名前だった。マオと言った。なんのことはない、猫という意味だ。 タオは、マオが14歳でこの世を去った…

京王ライナー初乗車

新宿駅京王線改札口の京王ライナー時刻表 京王線で、昨日から京王ライナーが運行を始めた。夜だけの運行である。 夜8時からの便が京王八王子行だ。9時、10時、11時、12時と1時間ごとに発車する。橋本行は京王八王子行の30分後に最初の便が出発する。8時30分…

腰椎骨折日誌13

今日のレントゲン撮影写真。骨折箇所は変形したまま。 前回の診察から3週間が経った。いいかげん待ちくたびれていたけれど、不安な気持ちで診てもらいに出かけた。 というのも最近、回復していることはしているのだが、寝起きに腰が痛いだけでなく、時間が経…

旧優生保護法をめぐって

東京新聞 2018年2月20日夕刊 昨日の東京新聞の夕刊社会面に、旧優生保護法のもと北海道で11歳の女児までも不妊手術を施されていたことが報じられていた。11歳の女児は二人いて、「てんかん」が手術の理由とされたと記事には書いてある。 優生保護法の残酷さ…

日本の面積

西之島(「ホウドウキョク」より) 今朝、NHKラジオを聞いていると、国土地理院が日本の面積が広がったことを発表したと放送していた。小笠原諸島の無人島である西之島の噴火のせいで、少し面積が増えたそうなのだ。 聞いていて、なんだか違和感があった。朝…

駅まで歩いて

駅前まで歩いて行った。15分もすると、腰が痛くなって来た。悲しくなる。 来週の日曜に、秩父の低山にハイキングに行く予定になっている。昨夜、計画書が送られて来たのだが、行けなくなるかもしれない。 駅前は、いつでも賑やかだ。スーパーでクッキーを3袋…

70年安保闘争デモ

1970年の6月23日、日米安保条約の自動延長に反対するデモがあった。 無知なわたしは、先輩になかば強制的に誘われて明治公園に出かけて行った。全共闘のデモである。ヘルメットは、先輩が貸してくれた。 そのデモに参加する前にも、下宿の別な先輩に誘われて…

記憶の断片

過去が怒涛のように頭の中に蘇って来る。そのすべてが感情だ。切なくて、甘ったるくて、泣けそうだけど、歯がゆいほど戻ることができない。 夏の夜の湿った空気のなか、流れる外灯の仄暗さを受けて、九号館の入口の外に張り出したバルコニーのような屋根の上…

老いと病い

中島みゆきが、「歳をとるのは素敵なことじゃないですか」とむかし歌っていたが、とても素敵なこととは思えない歳になってしまった。素敵なことと思えるのは、若い人の願望なのだろうと思う。 歳をとるというのは、とてもじゃないが素敵なことなどではないの…

アルマーニ騒動

泰明小学校のアルマーニの標準服騒動について、どうにか茶化すことが書けないかと悩んでいたが、あまりに下らない校長と似たような教育委員会、そして保護者の言葉に接して、ウンザリしている。 茶化す情熱がなくなっていたが、今日の東京新聞の社会面に、い…

今日はバレンタインデー

おッ、今日はバレンタインデーじゃないか、と年甲斐もなく声をあげたら、妻があたふたと台所に行く。冷蔵庫を開けて、何かを持って来た。ほらッ、と差し出したのは、チョコレート。 チョコレートをあげる相手がいてよかったでしょう?とバカな返答をする。 …

久しぶりの中国語

腰椎を骨折していたので、正月16日から再開した中国語講座にずっと出席できないでいた。 悲しいけれどもとても90分間、授業を受けるために机の前に座っていることは出来なかった。すぐに腰が痛くなって寝転びたくなってしまう状態だったのだから、どうしよう…

腰椎骨折日誌12

今日で、骨折してから46日目になる。昨日は、とても調子が良くて、1日中、コルセットも着けずに過ごしていた。 夜は、夕食をしにジーパン姿で近所のステーキのチェーン店に出かけた。ステーキはちょっと高いので、注文はハンバーグに変えた。グラスワインも2…

タオ猫

タオが、ソファに座っているわたしのそばで、にゃーん、にゃーんとうるさく何かを訴えて来る。なんだ? と言っても、にゃーん、にゃーん。これじゃ埒があかない。オマエ、話にならねえな、というような態度で、ソファから飛び降りると、窓辺に行ってしまった…

心願の国

原爆の子は鳩になった 原民喜に「心願の国」という遺作がある。 自身が広島の原爆によって被爆した原民喜は、「夏の花」という作品によって、原爆の悲惨さを世に知らしめた最初の作家である。 1951年の3月、世界から核兵器がなくなることを痛切に願いながら…

ゴッホ

高校生のころ、やたらと絵描きになりたいと思った時期があった。 中学の時の美術の教科書に載っていたゴッホの絵の記憶が大きく膨らんで、いつしか高校生のわたし心のすべてを占領することになってしまったのだろう。 その時見た絵が何だったのか調べてみる…

名護市長の稲嶺さん退任

名護市民は、辺野古に米軍基地が建設されることよりも米軍再編交付金のほうを選んだということなのか?稲嶺市長の8年間で、名護市民の暮らしが以前より悪くなったという話は聞いたことがない。むしろ、国から交付金をもらわなくても、名護市の財政は良くなっ…

朝風呂

どうも体が冷たいので、風呂に入ろうと思った。頭の中で蝿がブンブン飛び回っている。この不快さをどうにかしなければ、1日が始まらない。 頭を押さえながら冷たい煎餅布団から這い出した。窓に朝の光が淡く差している。今日も冬晴れの上天気なのだろう。 …

なすところもなく日は暮れる

無駄な1日だった。 朝遅く起きて、病院の予約があるのに行くのが面倒で、電話でキャンセルして別な日に変更してもらった。 あと少し残っていた探偵小説を、どうにか読み終わってしまい、別な本を読もうと思っていると、女房に昼飯を食べに行こうと誘われ、…

週刊新潮の新聞広告

今日の新聞の朝刊に、週刊新潮2月15日号の新聞広告が載っていた。見出しに「英語より韓国語、中国語教育を!」「子どもに自虐史観を植え付ける『日教組』亡国の教研集会」とあった。またぞろ、週刊新潮が日教組を批判している。裏で糸を引いている輩がいるの…

タオに関する妄想

タオがなんだか痩せて来た。癌かもしれない。不安になって、動物病院に連れて行くと、検査ののち、医者がにこやかな顔で、やっぱり癌でしたと教えてくれた。 嘘だろと驚く自分と、やっぱりなあと感傷に耽る自分と、これで自由になれると飛び上がって開放感に…

覚書き

この世界は、今のこの状態が、10年後にも、同じように続いている。 今52歳の男も女も、10年経てば62歳の男と女になって、今のわたしのように10年前の若さを懐かしむようになっている。今のわたしは、10年歳を取って、もっと衰えているだろう。もうこの世にい…

腰椎骨折日誌11

家に閉じこもっていたので、久しぶりに外を歩いて来た。 コルセットは着けたが、ストックは持たずに出かけた。風は冷たいけれども、春を内に含んで吹いて来る。陽射しが暖かい。 ほんとうに久しぶりの散歩だ。公園に続く階段を上って行く。先日降った雪が、…

名護の海

もう20年以上も前のことだ。息子が、薬物中毒になっていたので、その治療のために名護の辺りに住まわせていたことがある。結局、息子は回復などせず、最後は路上で裸になって喚き散らし、病院に収容されてしまった。その後、どうやって東京に連れ戻したの…

腰椎骨折日誌10

昨日の夕方は、ずいぶんと腰の調子が良かった。いつもなら腰まわりがドンヨリと重たくなって来るのだが、そんな症状も現れなかった。 午後の4時ごろに熱い風呂に入って、腰を十分に温めたおかげかもしれない。そういえば、風呂に入っている時も、今までのよ…

バカ王

おい、俺のパワハラのせいで部下が自殺したのだ、と書いているツイートがあるようだ。 どこかの雑魚がホラを書いているだけで、腹わたが煮えくりかえるけれど、俺様の沽券にかかわるから放っておく。 ところが、そのツイートをリツイートして拡散したバカが…