バカ王

 おい、俺のパワハラのせいで部下が自殺したのだ、と書いているツイートがあるようだ。

 どこかの雑魚がホラを書いているだけで、腹わたが煮えくりかえるけれど、俺様の沽券にかかわるから放っておく。

 ところが、そのツイートをリツイートして拡散したバカがいるのだ。事実と違うウソを平気で拡散しやがった。とんでもない鼻紙野郎だ。この鼻紙野郎は、絶対に許せない。俺様の名誉を傷つけておいて、今までどおりに暮らせると思うなよ。訴えてやる。

 事実であろうが、なかろうが、名誉毀損で訴えてやる。

 バカにするんじゃないぜ。俺は、バカ、バカ、バカのバカ王だ。

 昔々、 こんなバカな王様が、いましたとさ。

 

リス園

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   おいおい、また死んじゃうんだぜ。小さなリスは、呆れて叫んでしまった。向こうには、10匹ほどの仲間が、震えながら肩を寄せ合ってうずくまっている。

   ここ何日か、仲間が続いて亡くなっているのだ。今日も、3匹の仲間が死んでいた。       何で、こんなことになってしまうのだろう? 水が合わないのか、土に問題があるのか、そもそも気候が適していないのか?

   小さなリスには、何も分からない。

   ずっと前にも、何匹も死んでしまったことがある。その時も、なぜなのか分からなかった。

   リス園は、すべてのリスを処分することにした。

   小さなリスは逃げることもできない。

   風が吹いている。空に雲が流れて行く。鳥が2羽、音もなく飛んで行った。

よろしかったでしょうか?

 コーヒーを頼んで、レジで100円を払おうとしたら、「ホットコーヒーでよろしかったでしょうか?」と言われた。

 何日前に頼んだんだと、ちょっと訂正してやろうかと思ったが、大人気ないのでグッとこらえた。「ええ。」と返事をして、差し出された紙コップを受け取った。

 「よろしいでしょうか?」だろ!

腰椎骨折日誌9

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 昨日の夕方から、八王子は雪になって、今朝、見てみると5センチほど積もっていた。

   今は、もう止んで、家の周りに積もっていた雪もだいぶん融けてしまっている。ただ、空はどんよりと曇っていて、なんだか寒い日だ。

 

   昨日は、午後も遅くなってから、昼食のため外出し、そのまま整形外科に赴いた。2週間ぶりの診察だ。かすかな期待は、もう治っているよという言葉。

    病院に着くと、すぐにレントゲン室に呼ばれた。コルセットを外して、レントゲン写真を撮ってもらう。見えない腰椎のことを思うと、緊張してしまう。どうにか腰椎が治っているように写れ、と念じてしまう。

   診察室に呼ばれる。レントゲン写真を前にして、先生の話を伺う。骨折した箇所は、かなり白くなっていて、腰椎の他の部分と同じような色になっていた。先生の話では、順調に回復しているそうだ。ただ、付け加えて、治るためには8週間から12週間はかかると言われた。

   おやおや、奇跡はなかなか起こりはしないというわけだ。12月28日に骨折をしてから、昨日は、ちょうど5週目に当たっていた。早く行けば、3週間後の今月22日には、コルセットを取ることができる。

 そうすれば、25日に予定されている秩父の山へのハイキングに参加できるのだ。

 

   ただ、私自身が、すっきりと回復している感じがしないのは懸念材料だ。家にいても、コルセットを外していると、そのうちに腰まわりが疲れて来て、何とはなしに痛みもある。とても不安な気持ちになる。

    25日のハイキングは、このままでは微妙かもしれない。

 

   妻は、まだ山に行くなどとんでもないと、一言の下に否定する。その妻の言葉に、反撃することはほとんど不可能だ。

   天気は悪いし、我が気は晴れない。

ブログの悩み

 どこのブログサービスが、私にいちばん適しているのか、去年の年末からずっと悩みつづけている。

 もともとは、インターネットプロバイダーASAHIネットなので、ASAHIネットが運営している「アサブロ」というブログを利用していた。というより、今も利用している。2014年の12月からだから3年と1ヶ月は、怠けながらだがブログをやってきたことになる。

 愛着もあるのだが、「アサブロ」がスマートフォンにまったく対応していないことが、ここ最近になって不便で仕方なくなってきた。コンピュータでブログを書くことも多いのだが、スマホ(私の場合はiPhoneだが)で書くことも多いのだ。だから、スマホにまっったく対応していない状態は、とても困る。

 そこで、ブログサービスを比較しているネット上の記事を参考にして、去年の12月にFC2というブログに登録し、試しにそこでもブログを書き始めた。しかし、一つだけではブログの使い勝手が比較できないので、JUGEMというブログサービスにも登録。また永らく会員登録をしていたことすら忘れていたlivedoorにもブログサービスがあることを知り、無料だからそれならと、これも登録をしたので、現在、4つのブログサービスの会員になっている状態だ。

 4つのブログに別々な記事を投稿するのは、これは大変だし、自分が何をやっているのか分からなくなる。ブログの繋がりがバラバラになってしまって、何が何だかわからない。自分自身が分裂してしまうようなのだ。

 そこで、同じ記事をコピペで貼り付けて、投稿することにして、今もそのようにして4つのブログに同じ記事を書いている。最初のブログを書くのは主にFC2で、その後それぞれのブログに同じ文章を貼り付けるのだ。(この文章は、違いますよ。)

 とりあえずの期間なので、これでもいいのだと割り切っているのだが、なんで自分のためにブログを書くのに、こんな苦労をしなければならないのかと思うと、空しくなってくる。

 さて、今回、懲りもせずに、はてなブログに登録したのは、主としてブログを書こうと思っていたFC2が、信用できなくなったからなのだ。

 FC2にはランクというコーナーがあって、気になるので見ていたら、お隣りさんのコーナーに出ているブログが、ほとんど更新されていないのに順位が上がったり下がったりしているのに気がついた。

 なかには2011年から更新していないものもある。隣りのブログは、2013年止まりだ。それなのに、順位が上がったり下がったり、それも11万人のなかの1万人台の順位で移動している。こんなバカなランク表なんてあるわけがない。とたんに嫌になってしまった。さらに近くのブログを見ていると、なんだか成人用の内容のブログがたくさんあるのにも気づいた。すっかり嫌気がさしてしまったので、FC2は退会することにした。

 はてなブログのことはあまり分かっていないが、ちゃんとした内容のブログが多い印象を持っている。だから、とりあえずはお世話になろうと思う。いろいろと使ってみて、自分に合うかどうかを確かめてみるつもりだ。

 私のブログは、自分の感じた事柄について、テーマなど関係なく書き綴っている。どうぞ、あたたかく迎えてやって下さい。よろしくお願いいたします。

 

 

今日は憂鬱

   Twitterを見ていたら、昨晩、札幌で、生活保護を受けている高齢者の方たちが入居している、自立支援施設が火事で焼け落ちたという記事と映像が載っていた。16人の入居者のうち11人の方たちがお亡くなりになったという。   なんとも痛ましい出来事で、ほんとうに悲しくなってしまう。
   2015年5月に川崎でも簡易宿泊施設が、放火のせいで、あっという間に焼け落ち、たくさんの年老いた入居者たちが死亡したということがあった。
   妻の記憶だと、2009年3月に群馬県渋川でも、有料老人ホームで同様の火事があり、多数の生活保護を受給している高齢者が亡くなったという。その時には、夜間、老人が徘徊しないように、外側から鍵が掛けられていたので、逃げようとしても逃げられる状態ではなかったという。
   そんな話は知らなかったので、びっくりしてしまった。ひどい話だ。
   長い人生では、いろいろなことがあったに違いない。皆が皆、順風満帆に生きられるわけもないのだ。
   人生の終わりになって、生活保護を受けて、共同住宅かアパートに入居せざるを得ない。その上に、火事に遭って焼き殺される。何という人生なのだろう。
   どのような人でも、もっと豊かに、最後の人生を暮らせるような世の中であって欲しいと心から願う。

旧優生保護法下での不妊手術の強制

 

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不妊手術強制 国を初提訴 旧優生保護法下 救済措置求め 
東京新聞(TOKYO Web)2018.1.30夕刊 
 
 あまりに問題が大きくて、考えがまとまらない。とてもショックを受けた。記事の内容もさることながら、優生保護法の存在を知っていながら、こんな形で強制的な不妊手術がやられていたということを、まったく知らなかったし、知ろうともしていなかった自分に呆れている。
  若いころの私は、むしろ優生保護法というのは、妊娠中絶を合法化する、女性にとっては役に立つものと考えていた。

もう少しこの問題について考えた後、再度、投稿したいと思う。 

 昨日の東京新聞の夕刊の記事を、忘れないために載せておく。
  

 旧優生保護法(一九四八~九六年)下で、知的障害を理由に不妊手術を強制された宮城県の六十代女性が「重大な人権侵害なのに、立法による救済措置を怠った。旧法は憲法違反だ」として、国に千百万円の損害賠償を求める訴訟を三十日、仙台地裁に起こした。旧法を巡る国家賠償請求訴訟は初めて。「憲法が保障する自己決定権や法の下の平等原則に反する」と主張する方針。 
 
◆宮城・60代女性 違憲性も主張 
 国は「当時は適法だった」としてこれまで補償や謝罪をしていない。日弁連によると、旧法による障害者らへの不妊手術を施されたのは全国で約二万五千人、うち約一万六千五百人は強制だったとされる。

女性の弁護団は提訴後の記者会見で「全国各地で提訴の動きが広がることで問題の早期解決につながる。被害者には声を上げてほしい」と述べた。

  訴状などによると、女性は五八年、口蓋(こうがい)破裂の手術の影響で障害を負った。十五歳だった七二年、宮城県内の病院で「遺伝性精神薄弱」と診断され、県優生保護審査会の決定を経て不妊手術を受けた。その後、日常的に腹痛を訴えるなど体調が悪化。縁談も子どもを産めないと分かった途端、断られるなど精神的苦痛を受けた。
  旧法は障害者差別に当たると批判が強まり九六年、母体保護法に改定されたが、原告側は「改定時から被害回復が不可欠だったのは明白」と指摘。
  特に二〇〇四年三月、国会で救済の必要性が議論されたことを重視。立法に必要な合理的期間の三年が経過した後も「救済しなかった過失がある」と主張している。
 
 ◆「コメント控える」加藤厚労相
  旧優生保護法に基づき不妊手術を強制された女性の仙台地裁への提訴について、加藤勝信厚生労働相は三十日の閣議後の記者会見で「現時点で訴状が送達されておらず内容を確認していない。具体的なコメントは控えたい」と述べた。
 女性側は被害の実態調査を国に求めているが、調査に乗り出すかの明言は避けた。
 
 ◆強制1万6500人か 全容把握を
【解説】 旧優生保護法下での知的障害者らへの強制不妊手術について、国を提訴した女性側は「幸福追求権としての自己決定権と、平等原則を保障した憲法に違反する」と主張している。政府は「当時は適法だった」として謝罪・補償に応じないが、子を産み育てる権利を同意なく奪った行為の非人道性が問われている。訴えに耳を傾け、全容把握と救済へ動きだすべきだ。
  旧法下で知的障害や精神疾患などを理由に不妊手術を施された人は約二万五千人で、うち約一万六千五百人に対しては強制だったとされる。体調不良に長く苦しめられ、結婚の機会を奪われた人もいるが、資料が廃棄されたり、証言できる家族が死亡したりする状況もあり、実態は判然としない状況が続いている。
  今回の提訴は、宮城県が昨年初めて開示した資料で、女性への手術日や「遺伝性精神薄弱」との診断が理由と確認できたことが契機という。資料は、当事者側にとって自らの「被害」を裏付ける証拠となりうる。政府は保存状況を早急に確認し、都道府県は現存分を積極開示する必要がある。
  旧法下での不妊手術に関し、国際機関や日弁連は政府に謝罪や補償を要請。「(当時の)国家的な人口政策を目的としたものであり、国として適切な措置を講ずべきだ」との指摘はもっともだ。一方、旧法の根にある「優生思想」は、二〇一六年に相模原の障害者施設で起きた殺傷事件でも表面化した。今の社会にもなお残る問題ととらえ、訴訟とは別に少なくとも実態調査はすべきだろう。当時の施策を十分に検証する姿勢が政府、社会に求められている。 (共同・戸口拓海)
 
 <旧優生保護法

「不良な子孫の出生防止」を掲げて1948年施行。知的障害や精神疾患、遺伝性疾患などを理由に本人の同意がなくても不妊手術を認めた。ハンセン病患者も同意に基づき手術された。53年の国の通知はやむを得ない場合、身体拘束や麻酔薬の使用、だました上での手術も容認。日弁連によると、96年の「母体保護法」への改定までに障害者らへの不妊手術は約2万5000人に行われた。同様の法律により不妊手術が行われたスウェーデンやドイツでは、国が被害者に正式に謝罪・補償している。