父の誕生日
今日6月3日は、死んだ父親の誕生日だ。生きていれば、ちょうど100歳になる。
自分の腰の痛みにばかり気を取られていて、そのことをすっかり忘れていた。
日本軍の兵士として、中国から仏印に進駐し、4年間を過ごした。最初は工兵隊、次に憲兵隊に抜擢されたが、そのせいで、敗戦後捕虜となり、内地に送還されてからは巣鴨プリズンに1年間収容されていた。
ほとんど怒ったことのない人だった。
長男だった私は、反抗する必要など何もないのに、無理矢理に楯突いて父親の思いを裏切って生きてしまったように思う。
何不自由なく育ててくれた。
67歳で亡くなってしまった。
昭和天皇より早くに亡くなってしまった。
いまだにそれが悔しい。
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