腰椎骨折日誌12

今日で、骨折してから46日目になる。

昨日は、とても調子が良くて、1日中、コルセットも着けずに過ごしていた。

夜は、夕食をしにジーパン姿で近所のステーキのチェーン店に出かけた。ステーキはちょっと高いので、注文はハンバーグに変えた。グラスワインも2杯飲んでしまった。

一昨日も日本酒を1合ほど飲んだので、連日になってしまった。骨折前に戻ってしまったようで、気をつけなければいけない。

というように昨日は、とても調子良く過ごせたのだが、今日は腰が痛いし、重たい。
今朝、寝床の中にいると、キッチンからNHKのラジオ放送が聞こえてきた。なんとなく耳にしていると、福島の農作物の話をしているようだ。放射線汚染の基準の話なのかもしれない。


1000bqで大丈夫なんですよ。ヨーロッパでは、そういう基準でやっているのに、日本はその××分の1の基準でなければならないとなっていて云々、とか聞こえてきた。
おや、またしても変なことを言っている奴がいる。それも、朝っぱらからNHKで、全国放送だ。いったい誰が話しているんだと、起き出して妻に聞いてみると、カイヌマヒロシとか言ってたわよ、と教えてくれた。


不勉強で初めて耳にする名前だったが、どんな人物なのか調べてみると開沼博と書くことが分かった。若いのに、結構、有名な社会学者らしい。知らないことが多い。でも、なんとなく原子力村の臭いがする。


現在、福島における一般的な農作物の出荷可能な放射性物質の基準は、100bq/kg以下である。何を根拠に1000bqでいいようなことを言うのであろうか。それとも、寝ぼけていたわたしが聞き間違えたのであろうか。


そのせいもあってか、朝から調子が悪い。気分も良くない。ジーパンも穿く気がしない。
アーカイブか何かで、開沼博の発言を確認してみなければならない。それから判断することにする。


明日は、もっと気持ちよく目覚めたいものだ。