成人式の晴れ着
晴れ着のレンタル会社「はれのひ」の倒産騒ぎで、たくさんの成人が、成人式当日に晴れ着を着ることができなくなった。
レンタル会社「はれのひ」のやったことは、言語道断なのだが、被害にあった新成人たちに同情しすぎるのもどうかと思う。
一生に一度のことだからと、30万円も40万円もかけて着物を借りるのが正常なのか、少し冷静になって考えたほうがいい。
その上、みんなして着物にショールを巻いている。みんなと同じなら安心、没個性でも何でも構わない。20歳の時から、右へならえでは夢も希望も感じられないではないか。
私が成人式を迎えたころは、新成人で晴れ着を着ている女性など、ほとんどいなかった。少しは洒落た服装だったかもしれないが、普通の服装をしていたと思う。
着物姿の女性は、習い事とか仕事上、着物を着なければならない場合がほとんどだった気がする。
たった一度の成人式で、そんな大金を使わなくても、これからの人生にはいろいろとお金が必要になるはずなのだ。貴重なお金は、そのために使ったほうが、どれほど有益か分からない。
成人式はもっと簡単にやったほうがいいと思う。服装は、普段着でさりげなくやったら素敵かなと思ってしまう。