曲がった背骨の湾曲が、上からの重力を歪な形で下に伝えて行く。 どんよりとした痛みが、腰骨の上辺に澱み溜まり込んで、腐臭を発している。 この湾曲した空洞の宮殿の玉座に腰の王は鎮座して、腰骨から脳髄に至る神経を睥睨する。 絶望の王よ。あらゆる欲望…
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