教え子たちと

もう40年前になる。初めてクラスを持った。その時の生徒たちが、今でも年に1度クラス会を開いていて、愚かだった担任の私を招いてくれる。

 

去年は所用があって出席できなかったので、2年ぶりの再会だった。

この2年の間に、私はますます衰え体力もなくなり、その上、腰椎の骨折までして、もう長くもない人生の終盤を自分で台無しにしているのだが、それなりに歳を重ねた生徒たちは、有難いことに高校生時代と変わらず元気であった。

 

50代というのは何が起こるかわからない。私が倒れたのも、今の彼らの年代だ。幸いに私は生還できたが、それは奇跡のようなもので、だから、彼らには無理をせず無事にこの50代を乗り切って欲しいと思う。

 

午後の1時ごろから、東京駅に近い居酒屋で飲み始めて、あまりに愉快なものだから、ここぞとばかり飲んでしまった。

先生が亡くなったら、どうやって連絡してもらえるのだろうと、縁起でもないことを聞かれた。

死んだらそれまでなのだが、忘れないうちに奥さんに頼んで置かなければ。

 

途中参加のKさんからは、最中の詰め合わせのお土産までいただいた。

f:id:maturinoato:20180430110101j:image

 

みんなが二次会のカラオケに行くので、誘われるまま図々しくもご一緒させてもらった。

f:id:maturinoato:20180430012424j:plain

二次会のカラオケで盛り上る

そこでも調子に乗って何曲も歌ってしまった。

こんなところが自制が効かないところだ。幾つになっても治らない。

 

解散後は、飲み過ぎて覚束ない私を、I君が自宅の前まで送って来てくれた。

こんな不良担任だった私をいつまでも大事にしてくれて、ほんとうに私は幸せ者だと思う。

 

翌日は朝から二日酔いが昼過ぎまで続く羽目におちいったが、とりあえず、人生に感謝!