内閣府と財務省の発表

内閣府財務省が出して来る統計資料は、すべて嘘のような気がする。

朝、9時前のNHKのテレビニュースは、内閣府の発表によると、去年10月から12月までのGDP国内総生産の改定値は、先月発表された速報値のプラス0.5%から上方修正され、年率に換算して実質伸び率プラス1.6%となったと報じた。

また、財務省の発表では、海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す経常収支の黒字が43か月の連続であり、ことし1月の経常収支も6074億円の黒字となったと報じた。

しかし、今のように森友学園の国有地の売買に関する記録が改竄されていたという疑惑がある中での発表なので、すべてを疑いの目で見てしまう。

またしても、自分たちに都合の良いようにデータを書き換えて、アベノミクスという経済政策が効果をあげているとの宣伝効果を狙っているものと考えてしまうのだ。

これまでの発表だって、都合よくデータを操作して来たのではないかと疑ってしまう。

この時期に、政府の経済政策が好調であることを印象づけるために、わざわざ発表して、公文書改竄疑惑で内閣が潰れるかもしれない状況を回避しようと策を弄しているように見える。

この後も、藁をも掴むの喩えのように、次々と手柄話を報道して、煙に巻こうとするに違いない。