腰椎骨折日誌9
昨日の夕方から、八王子は雪になって、今朝、見てみると5センチほど積もっていた。
今は、もう止んで、家の周りに積もっていた雪もだいぶん融けてしまっている。ただ、空はどんよりと曇っていて、なんだか寒い日だ。
昨日は、午後も遅くなってから、昼食のため外出し、そのまま整形外科に赴いた。2週間ぶりの診察だ。かすかな期待は、もう治っているよという言葉。
病院に着くと、すぐにレントゲン室に呼ばれた。コルセットを外して、レントゲン写真を撮ってもらう。見えない腰椎のことを思うと、緊張してしまう。どうにか腰椎が治っているように写れ、と念じてしまう。
診察室に呼ばれる。レントゲン写真を前にして、先生の話を伺う。骨折した箇所は、かなり白くなっていて、腰椎の他の部分と同じような色になっていた。先生の話では、順調に回復しているそうだ。ただ、付け加えて、治るためには8週間から12週間はかかると言われた。
おやおや、奇跡はなかなか起こりはしないというわけだ。12月28日に骨折をしてから、昨日は、ちょうど5週目に当たっていた。早く行けば、3週間後の今月22日には、コルセットを取ることができる。
そうすれば、25日に予定されている秩父の山へのハイキングに参加できるのだ。
ただ、私自身が、すっきりと回復している感じがしないのは懸念材料だ。家にいても、コルセットを外していると、そのうちに腰まわりが疲れて来て、何とはなしに痛みもある。とても不安な気持ちになる。
25日のハイキングは、このままでは微妙かもしれない。
妻は、まだ山に行くなどとんでもないと、一言の下に否定する。その妻の言葉に、反撃することはほとんど不可能だ。
天気は悪いし、我が気は晴れない。