今日は憂鬱

   Twitterを見ていたら、昨晩、札幌で、生活保護を受けている高齢者の方たちが入居している、自立支援施設が火事で焼け落ちたという記事と映像が載っていた。16人の入居者のうち11人の方たちがお亡くなりになったという。   なんとも痛ましい出来事で、ほんとうに悲しくなってしまう。
   2015年5月に川崎でも簡易宿泊施設が、放火のせいで、あっという間に焼け落ち、たくさんの年老いた入居者たちが死亡したということがあった。
   妻の記憶だと、2009年3月に群馬県渋川でも、有料老人ホームで同様の火事があり、多数の生活保護を受給している高齢者が亡くなったという。その時には、夜間、老人が徘徊しないように、外側から鍵が掛けられていたので、逃げようとしても逃げられる状態ではなかったという。
   そんな話は知らなかったので、びっくりしてしまった。ひどい話だ。
   長い人生では、いろいろなことがあったに違いない。皆が皆、順風満帆に生きられるわけもないのだ。
   人生の終わりになって、生活保護を受けて、共同住宅かアパートに入居せざるを得ない。その上に、火事に遭って焼き殺される。何という人生なのだろう。
   どのような人でも、もっと豊かに、最後の人生を暮らせるような世の中であって欲しいと心から願う。