変な夢を見た

   昨日の夜は、変な夢を見た。

   飼猫のタオが、夜中、排泄まみれで飛び跳ねて回っていたのだ。

   ああ、仕方がないなあ、と思いながら、タオが畳の上に撒き散らしたウンチを拾い集めている。そのうち、訴えるような目で切なそうに見上げるので、抱き上げてやると、肛門にウンチがぶら下がっていた。慌ててテッシュで取り除こうとしたら、オシッコが後ろから溢れ出て来た。出て来るオシッコを手に持ったテッシュで受け止める。オシッコは、次から次に果てしもなく出て来る。私もテッシュを何枚も何枚も使い続ける。

   ああ、よかった。間に合った、と思っているうちに、夢は終わってしまったようだ。

   朝、眼が覚めると、タオが枕元にいて鳴いている。布団の中に入れろというのだ。布団の端を持ち上げると、ためらいながら入って来た。