猫の膀胱炎
うちの猫のタオが、昨日の夜中もトイレに何度も通い、泣き叫んで、トイレの砂を引っ掻き回し蹴散らしていたせいで、寝不足から朝の寝起きがどんよりとしていて、頭も痛かった。
午後には自分が整形外科に行かなければならないので、便秘が進んでいては可哀想だと思い、午前中に妻と一緒に動物病院へ連れて行った。
先生が、指を肛門へ突っ込んで中の様子を探るが、ウンチはない。便秘ではないですね。えっ? チンチンをさかんに舐めていませんでしたか? さて? そういえば、いつもより舐めているような、と妻が答えた。
ひょっとすると、膀胱炎かもしれません、と先生。
手際よく、とても細い管をタオの本当に小さなチンチンの先から挿入し、注射器で中のオシッコを抜き出すと、うす赤い液体が流れてきた。尿が、膀胱の炎症のせいで、赤く染まっているのだ。便秘ではなく、なんと膀胱炎だったのだ。
抗生剤の注射をして、薬を10日分処方してもらい、病院を後にした。
猫にも膀胱炎があるのだ。これで、わたしもタオもぐっすり眠れるだろう。